【前編:お客様のことを好きでい続ける努力】小口善左衛門/株式会社アバージェンス

インタビュー

どんな方に話を聞くの?

今回は一般社団法人ユヌス・ジャパン理事、株式会社アバージェンス元経営者で現ディレクターの、小口 善左衛門さんにインタビューをさせていただきました!コンサルティングというお仕事の極意や、お仕事をする上で大切にしていることをお聞きしました。

小口善左衛門(おぐち ぜんざえもん)のプロフィール

小口善左衛門(おぐち ぜんざえもん)
大学卒業後に㈱太陽神戸三井銀行(現 三井住友銀行)へ入行。プラウドフットジャパン㈱に転じた後に2011年に㈱アバージェンスを創業。2018年まで同社代表執行役COOを務めた後に現職。経営コンサルタント歴25年。様々な業界における実行支援・成果創出支援、及び新規事業創出など手掛けている。
https://www.yycontest.org/114128.html より参照

お仕事について

まず最初に、どのようなお仕事をされているのかを教えてください。

はい。今は一言でいうと経営コンサルティング(※)の仕事をしています。
2011年に今所属しているコンサルティング会社アバージェンスを仲間たちと一緒に設立しました。初代の代表を務めた後、3年ほど前に今の社長にバトンを渡し、コンサル担当の現場に戻してもらいました。

経営コンサルティング→企業の経営を専門的なスキルを使って解決する職業を指す

小口さんが設立された会社の特徴を教えてください

我々アバージェンスの特徴は、コンサルタント側が調査・分析をして、その意見を言うだけのコンサルティングを行っていないことです。
「答えはお客様にある」が、我々のポリシーです。
諸々の事情によってなかなか会社の良いところをうまく表現できないとか、わかってはいるんだけど行動に移せない企業に常駐し、お客様が持っているものを一緒に掘り起こすということをしています。

具体的にどのようなコンサルティングをされているのですか?

この人たちは ”提案だけして帰っていく” のではなく、“他人ではないんだ”と思っていただかないとなかなか上手くいきません。
お客様のもとに“住み込み”をして、共にお客様が解消したいテーマに対して一緒に考え、成果が出るところまで一緒にやるというコンサルティングスタイルでやっています。
私はもう年齢も上になり、どこかの会社に常駐するということはありませんが、複数のお客様を担当させて頂きながら、必要な企業に当社のクルーを派遣するというスーパーバイズをしています。

ビジネスのエキスパートにお悩み相談…?

オンラインサロン CRH(クラブライトハンド)について教えてください!

アバージェンスが運営するオンラインサロンは、何かビジネスはもちろんのこと個人の困りごとや、「こんなことを新規事業でしてみたいので何かいいアイディアはないか」などを投稿してもらい、その分野のエキスパートや興味のある方が答えてくれる場です。

会社経営者の方やコンサルタント業をやっている方、他にも色々な仕事をされている方がメインに会員になってくださっています。
コンサルティング会社が運営しているオンラインサロンはあまりなく、珍しい存在だと聞いています。

CRHのテーマは何ですか?

「日本を少しマシにする」というのが、CRHのテーマです。
経営コンサルタントは企業の収益改善などを仕事としていますけれども、そんなところばかりに目線を向けるのはやめてほしいと思います。
企業をよくするその先には、今の日本を少しでもマシにしたいという思いがあります。
今、胸を張って「日本ってここがすごいじゃん!」と言えることはどんどん減ってきていますし、個人の意見としては、こんな状態にしているのは“我々世代の責任”だと思っています。

また、「日本を少しマシにしたい」の”少し”というところにも意味があって、大幅に変えようとすると「しんどいな」とか「無理だな」という気持ちになるのですが、少しだったら今日、自分でできることもありますし、仕事を通じて貢献できることがあると思います。

だからほんの少しマシにする”という思いでやっています。

利用者にはCRHをどう活用してほしいですか。

オンラインサロンでは、どんなちょっとの悩みを言ってもいいんです。
今抱えてる悩みや、今思いついたアイディアを共有する場が必要だと思っています。今持っているアイディアをいろんな人に聞いてもらう場になればよいかなという思いで「日本を少しマシにする」というテーマでやっています。

オンラインサロン CRH(クラブライトハンド) の詳細はこちら!

モットーは、お客様を好きになる

お仕事をする上で大切にされていることはありますか?

「お客様のことを好きになる」ですね。
我々のサービスは、知識が膨大だとか実績が多くあるというよりは、担当したお客様のことを大好きになるというのがとても大切なことだと思っています。
口で言うのは簡単ですが、人とお付き合いしていてイヤなことだったり、アラが見えてくる事ってあるじゃないですか。

それは相手が企業でも同じで、愛せなくなる理由が出てきてしまうこともあるのですが、そこを乗り越えて好きであり続ける努力がコンサルタントにとって一番重要だとも思います。
その気持ちがなくなったときには、この業界から引退しようと思っています。

編集後記(みゆ)
お客様のことを好きになり続けることは決して簡単なことではないと思います。お客様のことを想って寄り添う。小口さんのコンサルティング職への熱意を強く感じました。

今回の記事はここまで!

次回は小口さんがなぜ素直になれたのか、そのきっかけとなったお話をお聞きしました。

後編の記事はこちらから!

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