【新しい状況に合わせて自分も変化する】安澤武郎/ぺネトラコンサルティング会社

インタビュー

どんな方にお話を聞くの?

今回はペネトラコンサルティング会社代表の安澤 武郎(やすざわ たけろう)さんへのインタビューです!

経営者 profile
安澤武郎(やすざわ たけろう)さん
京都大学工学部建築学科卒、大学時代にはアメフトで日本一を達成。素人集団を日本一に勝ち上がらせるマネジメントの体験が組織コンサルの原点となっている。大手建設会社勤務の後、ハンズオンで経営改革・戦略実行を支援する経営コンサルティングファームに転職。複数の営業組織力強化プロジェクトを成功させ、リピート率100%。その後、組織変革責任者としてクライアント企業に出向し、長期的な組織変革を推進する。2012年 ペネトラ・コンサルティング株式会社を設立。経営者の右腕として、ベンチャー企業から一部上場企業まで組織ライフサイクルのステージに合わせた企業変革に携わる。新たな日本型経営モデルを追求し、2020年 株式会社熱中する組織を設立。一級建築士。中小企業診断士。

※プロフィール引用元はこちら

ぺネトラコンサルティング会社ではそのような事業をされていますか?

人は会社に入ったり、事業を始めたりする時に、いい仕事をしたいとか世の中を絶対変えてやろうという意欲をもってスタートさせると思います。
しかし、どのような組織にも6つの壁があって、なかなか思うようには結果が出せないということがあります。その壁を取り除いて結果を出せるようにしていくという仕事をしています。

事業の功績を上げるための6つの壁について

6つの壁とは何を指しますか?

みんな常識を持っていて”マジョリティはマジョリティの常識で物事を考えてしまい、マイノリティのことわからない”とか人間は自分のフィルターで世界をみているものです。そのフィルターが曇っていたり、偏ってしまって見えていない世界があるので、その見えていない部分を見せていく。それによってやるべきことが見つかったり落とし穴に気が付いたりするという”常識の壁”というものがあります。

物事が見えていて、やるべきことが分かっていても、過去に成功したことは繰り返すし、過去に失敗したことを恐れてしまってなかなかアクションが起こせないという”アクションの壁”というものがあります。そこは勇気をもって新しいことをやってみたり失敗してもまたやってみることが必要になります。

また、行動を起こしても知識やスキルがないと成功しないので、そういう能力的に足りない”スキルの壁”というものもあります。

スキルもあり、成功ができる力があっても継続的に自分の力を発揮できるような習慣や仕組みを身につけないとなかなか効率が上がらない。それが”仕事のやり方の壁”です。

あとは人と集まって仕事をするわけですから、好き嫌いや相性によってうまく連携できない”コミュニケーションの壁”というのもあります。

そういう5つの壁があったうえで、思い通りにいかないことが増えると、当初の思いをあきらめてしまったりだとかこんなもんだろうと情熱の限界で止まってしまう”情熱の壁”が生じてしまいます。
この「常識の壁・アクションの壁・スキルの壁・仕事のやり方の壁・コミュニケーションの壁・情熱の壁」の6つの壁はどんな組織の中にもあって、メンバーの能力の100%は出ていないです。それを出せるようにして業績を上げていきましょうという仕事をしております。

起業のきっかけ

ぺネトラコンサルティング会社を企業したきっかけや当時思っていたことを教えてください。

私はもともと建設会社で設計をしていました。
大企業で仕事をしていると、もっと人の力を発揮できるのではないかと思っていました。
当時は若かったので、もっとガンガン熱くやろうぜみたいなのがありました。
そこから、組織を良くするコンサルティング会社に転職をしました。そこで、壁に当たって結果を出せていない人たちのところに入って最初は素人が急に入ってきて「なに無理なこと言ってんだ」とか相手方と激しい議論になることもあったのですが、そういうのを経て半年ほどするとすごく業績が伸びたりとか。そうすると社員の方から感謝されたりしました。そういう経験からこの仕事は素晴らしい仕事だなということでこれを一生の仕事にしていこうと思い、頑張っていました。
プロジェクトマネージャーになった最初の仕事で、請われて変革責任者として出向する機会がありました。短期間で結果を出す難しさだけでなく、ずっと継続的に企業を成長させていく難しさや面白さを経験できました。
関わる企業に寄り添って長期的に成長を支援していきたいと思い、出向契約が終わるときに独立をして自分の会社を立ち上げました。

お仕事をするうえで大切にされていることは何ですか?

自分を変化させることですね。
人間は過去の経験や体験から正しいと思っていることはありますが、新しいクライアントに入っていくときにはそのクライアントに応じた事情や状況があるので、クライアントを進化させることのできる人間に自分を進化させるという感じです。
新しい状況に合わせて自分も変化していくということを大切にしています。

人との関わりで大切にしていること

コンサルティングのお仕事はたくさんの方と関わりがあると思うのですが、安澤さんが人と関わるうえで大切にしていることは何ですか? 

自分と違う考えに出会ったときに「なんでそう考えるんだろうか」という興味を持つことです。その相手の理解から入っていく。相手のことを理解すると、こちらのことも理解をしてもらえるので、自分の考えの正しさを主張する前にまず相手のことを理解することが人との関わりでは大切だと思います。

続きは後編へ…

後編では人と関わるプロの安澤さんが難しかったと感じた出来事や学生時代に経験しておいてよかったこと、そして学生への一言では素敵な言葉をいただきました!お楽しみに!

edit:ミユ

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