【LGBTQ+の存在を知って道が軽く見えた】株式会社クラベス社員/遠藤桃

インタビュー

どんな方に話を聞くの?

今回は、こちらの記事でインタビューに答えてくださった株式会社クラベス代表の堀内文雄さんの会社でエンジニアのお仕事をしている、トランスジェンダーの遠藤桃さんにお話をお聞きしました!

自分がLGBTQ+であると認識した

LGBTQ+という言葉を認識したのはいつ頃ですか?

本格的に認識したのは大学で受けた社会学の授業だと思っています。

形式的に座学で学んだというのもありますし、その辺をきっかけに私自身モヤモヤし始めました

違和感はそのモヤモヤを感じる以前にも認識した経験はありますか?

違和感は結構前からあったと思います。

多分小学生くらいから違和感というものは感じていました。

具体的にどのような違和感があったかは覚えていらっしゃいますか?

そうですね。例えば、体育の授業などで男女別にされる時になんでなんだろうなと思ったことがあります。

自分のアイデンティティを認識をしてから今までに悩みや困りごとはありましたか?

知った当時はそんなに悩んでいませんでした。

幼少の頃もそうだったかもしれないのですが、モヤモヤはありつつもそんなに深刻には悩んでいませんでした。

大学で改めて知ってからもっと興味をそそられたというかそこでもっと調べたりして、それで道が軽く見えました。

少し性別の話とはずれてしまうのですが、その時に大学の研究室に配属されたときに自分とは合わないと感じてそちらの方がメンタルとしてはもってかれたと思います。

他にも授業や就活のことで悩んでいたので、全体的にその時はよくないメンタル状況だったのもあって、性別のことに関しても重たくなっていってしまったと感じます。

カミングアウトをする前とした後の違いは何かありますか?

カミングアウトでいうと、もしかしたらその機会がなかったかもしれないです。

幼少期であったり大学時代には、周りが察していたのもあるかもしれないのですが、私から特に言ったというのはなかったです。

普通の男子として過ごしていたのもあると思います。

大学院2年ぐらいから移行を始めたりしていて、その時も徐々に変えていきました。

よく話す人たちは自然にわかっているのもあると思っていて、そういったところもカミングアウトとしてるのかもしれないです。

遠い人に対しては明確にいう機会はなかったです。

就職すると周りの関わる人が変わるのもあって、最初からこういう人なんだなとなり、入社したときと今はそんなに雰囲気は変わらないです。

見た目によるカミングアウトっていうところもあるかもしれないです。

なのでカミングアウトしたことで悩みが変わることはなかったと思います。

自分のキャリアを決めるのに悩んだ大学院時代

就活に関しての悩みがあったとおっしゃっていましたが、それは性別に関することでの困りごとではなく、企業と自分自身のマッチングであったりやそういう面での悩みが多かったですか?

そうですね、このタイミングで結果的には大学院に進学をしているんです。

なのであんまり悩みはしなかったですが、院に進んだ後も軽く引きづってはいました。

大学院から一社目に就職するときもなかなか決まらなくて入社の一カ月ほど前に決まるというイレギュラーな感じではあったのですが、性別に関する悩みは特になかったですね。

企業を選ぶときには、雰囲気を見てここだったら大丈夫そうかな見たみたいな感じでやっていきました。

あとは職種的にそういうのにゆるいというかあまり問われないというのはあるのかなとも思っています。

現在、エンジニアのお仕事をされている株式会社クラベスに入ることにしたきっかけを教えてください。

一社目でもエンジニアとして働いていたのですが、端的に言えば価値観や雰囲気があわなかったんです。

私自身はもっと自走をするようなスピード感のある開発をしたいと思っていて、それが合わなくて活気を求めて転職をしたのがきっかけです。

いろんな会社と出会ってクラベスさんに会ったとき価値観が合ったというところもあり、入社させていただくことになりました。

株式会社クラベス代表の堀内さんと社員の遠藤さんの2ショット

性に関して悩みごとはなかったけど

読者にメッセージをお願いします!

私自身、性別に関してはあまり悩んだことがないので、それに関してはあまり言う事はないのですが、伝えたいことは学生の時間があるうちに色々なことをやっておくのがいいとおもいます。

私が活かせたところでいうと今はWebサービスの開発の仕事をやっているのですが、高校生の時からも開発をやったりしていました。なので大学生・社会人になってもスムーズに作れました。

先生からもこれを作ってほしいと言われたり、アルバイトをしていたりもしました。

それが結構今につながっていると思います。
-インタビューはこれで以上です。遠藤さん、ありがとうございました…!

堀内さんの記事はこちらから

 

編集後記:ミユ
遠藤さんが性別に関する違和感を小学生の頃に感じたことがあるとお話されていたことが印象的でした。遠藤さんご自身は就活の際に自分と価値観や雰囲気の合う会社を選んで株式会社クラベスに入社をしたとおっしゃっていました。自分と価値観や雰囲気があう会社を選ぶことで、相互に良い刺激を与えることができると感じました!

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